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2020年度東海大学医学部一般入試前期、センター利用、地域枠の1次試験合格者が発表されました

2020年度一般入試の1次試験合格者数は339名

去る2月2日(日)、2月3日(月)に行われた東海大学医学部の1次試験の1次合格者が昨日2月7日(金)午前9:30に大学ホームページ上で公表されました。

2020年度一般入試前期の志願者数は昨対比1,302名減の3,659名でした。1次合格者数は339名で、昨年度の387名に比べ48名減少しました。

2次試験は小論文と個人面接

東海大学医学部の2次試験は2月9日(日)と2月11日(火・祝)に神奈川県に医学部がある伊勢原キャンパスで行われます。試験日は、出願時に選択した日となります。2次試験は30分・500字の小論文を先に行い、続いて面接官2人による約10~20分の個人面接が実施されます。

小論文の試験内容と評価ポイント

東海大学は総合大学であるという側面もあることから、小論文の出題テーマは医学的知識とは無縁のテーマが出題されることがあります。例えば2019年度入試では、新聞記事の社説を読んで自身の考えを述べるもの、ナイフを使ってリンゴを剥いたことのない子どもにリンゴの剥き方を説明するものが出題されました。さらにさかのぼると、絵や写真、川柳、詩といった題材を用いて出題された年度もあります。いずれの題材にせよ、設問内容は「自分の考えを述べなさい」、「あなたの感じたことを述べなさい」、「あなたの考えを自由に述べてください」といった形式です。どのようなテーマが出題されても、設問に対して、忠実に自身の考えとその理由を論理的かつ筋道を立てて明確に記述することが求められるでしょう。採点者が、質問内容に対して忠実に自身の考えとその理由を論理的かつ筋道を立てて明確に記述できているかという観点で採点していることを意識しましょう。

面接の質問内容と評価ポイント

東海大学医学部の面接は、面接官2人による約10~20分の個人面接です。過年度受験者からのヒアリングによりますと、2人の面接官が1人ずつ質問をしてきます。医師志望理由、本学志望理由は自分の言葉でしっかりと答えられるようにしましょう。また、最近気になった医療ニュース、東海大学の魅力を感じた点、長所と短所、高校時代の部活動について聞かれます。出願時に提出した調査書の内容からの質問があるかもしれません。質問内容は極めてオーソドックスです。小論文の直後に面接を実施するため、小論文に関する質問はこれまでの入試ではありませんでした。評価ポイントは、あくまで人物重視です。アドミッションポリシーにもある「良医育成」の視点から人の痛みが分かる思いやりのある心優しい人物であるかを見極めていると考えられます。質問に対していつまでも沈黙したり、的外れな回答をするとネガティブ評価となる可能性が高いので、緊張するとは思いますが、落ち着いて質問内容をよく聞くことを意識しましょう。