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2021年度福岡大学一般選抜の2次試験に向けて

2次試験は集団討論

2021年度福岡大学医学部の1次試験の合格発表が2/6(土)に、Web照会で確認の形式で行われました。2次試験日は2/14(日)に面接が行われます。

福岡大学医学部の2次試験の面接は、面接官3人、受験生4~6人の集団討論を約40分程度実施します。

面接の配点は50点で、2020年度入試から配点が公表されています。1次試験の400点満点と合わせた450点満点での評価となりますので、十分な準備をして面接に臨みましょう。

面接では、「医師としての適性(コミュニケーション能力、表現力、倫理観、使命感)を評価する。従って、1次選考の得点の如何に関わらず不合格となることがある」、と福岡大学の入試ガイド(p.65参照)に書かれています。

また、「個人を特定し、質問や確認を行いたい場合に、個人面接を実施することがある。なお、個人面接では、グループ面接の評価を考慮したうえ、最終的な評価を行う」とも書かれています。これは、受験生が極度に緊張するため、討論で一言も話すことができない状況があるような場合に、面接官が個々の受験生に質問を投げかけて回答させる集団面接に切り替えることがあるようです。

集団討論の進め方

2021年度はコロナウイルス感染症対策を考慮して、実施方法に変更があるかもしれませんが、これまでの集団討論は、以下のような流れで行われていました。

・1人ずつ自己紹介(名前、自己PR、自分の出身地の紹介)を1分間で行い、テーマについて話し合う(司会は立てずに自由に討論する形式)

・1分程度の自己紹介の後、議題が読まれ、討論が始まる

集団討論で組まれるグループや面接官によって、集団面接の場合もあれば集団討論になる場合もあるようです。1つのテーマについてずっと話し合うグループもあれば、面接官から複数の質問がされ、それに受験生が順番に答えていく形式も過年度にはありました。

集団討論のテーマ

過去2年間の集団討論のテーマは、社会問題が中心のテーマとなっています。

2020年度 

・競泳の池江選手の白血病の闘病の様子をSNSで公開したことについて。有名人がSNSでそういったことを報告することについて

・高齢者による自動車事故を減らすにはどうすればよいか

2019年度 
・日本人の海外留学生が年々減少していることについて

集団討論の流れと過年度の出題内容を踏まえた上で、実際の集団討論で模擬練習を重ねるととともに、集団面接に切り替わっても対応できるようにしておきましょう。

集団面接では、どのような質問がなされるかは予想しづらいですが、過去に受験した生徒からのヒアリングでは、

・将来の希望診療科は

・医師が趣味をもつことについてどう思うか

・入学するまでの過ごし方は

・今まで生きてきた中で衝撃を受けた出来事は

といった質問がありましたので、参考にしていただければと思います。