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高1・高2から受験勉強を始めることのアドバンテージ

夏休みも終わりましたが、高校1年生・高校2年生のみなさんは有意義に過ごせましたか?
9月は文化祭・体育祭など学校行事が多いですが、10月になるとすぐに定期考査が始まり、気が付くと10月が終わっていきます。「あっという間に今年が終わっていったね」ではなく「今年の後半は受験に向けて勉強を頑張ったね」と思えるように日々を過ごしていきましょう。

さて、今回は「高1・高2から受験勉強を始めることのアドバンテージ」、それは現役生にとって重要な“高校3年生の夏休みへの準備” ができることです。

古典の勉強を例に説明をします。
高校3年生になって「古典の勉強をそろそろ始めないと…」と思い、春から勉強し始めたとしましょう。古典文法の復習におおよそ3ヶ月、4月からスタートすると順調に進んで6月末ですが、実際には模試や定期考査もあり、また暗記事項が思うように進まず、英語・数学・理科の勉強もしないといけないので、休み前に古典文法の復習が終わることが多いです。
そのあと、夏休みに文章の読解練習をし始めると、問題演習に入るのが夏休み明けからになります。夏休みが明けると学校の授業が始まって自学の勉強時間が減るだけでなく、高校最後の学校行事があったり、英語・数学・理科が思うように伸びずに焦りが出たり…と古典の問題演習に時間が十分に割けず、共通テストが近づいてきます。
一方、もし高校2年生の冬休みから古典文法の復習をスタートしたとしましょう。そうすると、高校3年生になる春休みまでに一通り文法の復習が終わり、夏休みまでに読解練習をし終えて、高校3年生の夏休みに問題演習ができます。

古典を例に説明しましたが、他の科目でも同じです。数学Ⅲの極限・微分法・積分法の計算が夏休み前にできるようになっていれば夏休みに問題演習ができますが、計算が怪しければ夏休みは計算練習だけで終わり、問題演習は夏休み明けからしかできません。無機化学の知識定着と有機化学の学習が夏休み前までに終わっていれば夏休みに問題演習ができますが、終わっていなければ夏休みは無機化学の知識定着と有機化学の学習だけで終わり、問題演習は夏休み明けからしかできません。

どの科目においても“高校3年生の夏休みに問題演習できるようにする準備”が大切で、そのためには早めから受験勉強を始めることが大切です。

ちなみに、長時間集中して勉強するための、いわゆる“勉強の体力”を高校1年生・高校2年生のうちにつけておくこともぜひ意識してみてください。

高校1年生・高校2年生にとって、勉強の質・効率はもちろん大切ですが、いちばんは“長時間集中して勉強に取り組めるか”です。これは高校3年生になった瞬間にできるようになるものではなく、高校1年生・高校2年生から少しずつ慣れていく必要があります。
京都大学京都府立医科大学・滋賀医科大学の医学部生10人に、高校3年生になる春休みの1日の勉強時間を聞いてみたところ、8時間以上勉強していた人が60%(90%が7時間以上)でした。今みなさんは休みの日に何時間くらい集中して勉強に取り組めていますか?一気に増やさなくても大丈夫ですが、冬休みは“勉強の体力”をつけることも意識してみましょう。

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Medi-UP京都校 吉村