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金沢医科大学医学部入試オンライン説明会2024を行いました

 9/5(木)に金沢医科大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンライン形式で医学部入試説明会を行いました。
 今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。

金沢医科大学の特色について

 金沢医科大学は、1972年に開学し、医学部・看護学部の2学部と大学院を有する新設医学部で、2022年には開学50周年を迎えました。金沢医科大学へのアクセスはJR大阪駅からJR金沢駅まで2時間30分で、金沢駅から北陸鉄道内灘駅まで電車とバスを乗り継いで約30分のところにあります。大学や大学病院の各建物は、2階の渡り廊下で繋がっていて天候に左右されずに移動が可能です。金沢医科大学病院に加え、富山県氷見市に特別指定管理病院にある金沢医科大学氷見市民病院があります。

 建学の精神は、「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」です。医学部のアドミッションポリシーにある「求める学生像」では、知的好奇心が旺盛で、学ぶことへの集中力、忍耐力、持続性を備えている人を最も求めており、4,700名以上の卒業生が国内外で活躍しています。

令和7(2025)年度総合型選抜(AO入試)について

 2025年度入試変更点として、総合型選抜(AO入試)の1次試験で実施している基礎学力テストの一般問題が廃止となり、試験時間が100分から80分になります。試験科目と配点は変わらず200点満点のままですが、科目ごとの配点が英語60点、数学60点、理科80点と公表され、各科目に基準点を設けられ、基準点に満たない場合は不合格となる場合があります。

 また、出願時の提出書類だった自己推薦書が1次試験で実施されます。建学の精神及び社会的使命を理解したうえで、それと関連し、将来目指す医師像、本学を選んだ理由、在学中の勉学目標、また、卒業後本学でどのような臨床研修を5年間行いたいかを、指定する課題を含めて記述する試験となります。

 出願書類についてですが、総合型選抜(AO入試・卒業生子女入試)・学校推薦型選抜(指定校・指定地域)の出願書類の推薦書は、点数化はされませんが、2次試験の面接の材料となります。推薦書は保護者や高校の先生、予備校の先生等が記入することが多いです。自己推薦書については、2次試験の配点60点で点数化されます。推薦書は、2次試験の個人面接での質問材料となり、調査書・履歴書及び活動実績書とともに配点140点で点数化されます。個人面接では、これらの提出書類を中心に医学を学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力、協調性、コミュニケーション力を評価します。

 2025年度入試より、新潟県地域枠を総合型選抜(AO入試)で募集人員2名で新規実施します。新潟県地域枠を第一志望とし、総合型選抜(AO入試)と併願することができますが、地域枠で合格した場合は新潟県地域枠で入学し、辞退することはできません。入学後は、新潟県医師養成修学資金から月額30万円(6年間総額2,160万円)が貸与され、卒業後、新潟県内で2年間の初期臨床研修を含む9年間新潟県が指定する医師不足医療機関等に勤務することで貸与を受けた奨学金が全額返還免除となります。

令和7(2025)年度一般選抜について

 2025年度入試より、一般選抜(前期)の1次試験の名古屋試験会場が「TKPガーデンシティPREMIUM名古屋駅前」に変更されますので、確認してください。

 また、一般選抜(前期)の1次試験は合否判定に基準点はありませんが、一般選抜(後期)の1次試験で英語と数学に基準点を設定し、得点が基準点に満たない場合は不合格となることが新たに加わりました。一般選抜(前期・後期)ともに、素点で採点されます。一般選抜(前期)1次試験を2日間受験した場合、合計点が高得点の日の結果で判定されます。

 一般選抜(前期・後期)の2次試験では、小論文とグループ面接が実施されます。グループ面接では「課題」についてグループディスカッションをします。グループ面接は、課題について自分の意見だけを主張するディベートではありません。周りの意見を聞いて理解し、協調性をとりながら自分の意見を述べているかどうかという討論の過程が評価されます。1次試験の合格ラインは約60%ですが、2次試験の合格ラインは70%が目安にして目指したいところです。

 金沢医科大学の受験をお考えで詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。