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TOC五反田の取壊し延期のニュース。しかしホテル選びはますます難しく

Medi-UPの福武です。

医学部受験会場といえば、五反田のTOCでした。

2022年度までの医学部受験では、医学部受験の東京会場と言えば五反田TOC、といっても良いくらいの試験会場のメッカで、2022年度は実に10校以上の大学が使用。
医学部だけではなく、司法試験、税理士試験、中小企業診断士試験等々…と錚々たる国家試験や資格試験で使用されてきました。医学系では日本内科医学会が実施する「総合内科専門医資格認定試験」もここだったそうです。

私も国家試験の模試を受験したことがありますが、倉庫にあるような無骨なエレベーターで13階まで上がった先のホールは、やたら広いのに天井は普通の高さで柱が林立するなど、独特な雰囲気が強く印象に残っています。

このTOCビル、老朽化が深刻なため、2024年3月をもって取り壊し、建て替えに着手する予定でした。
エレベーターなどは古いのが残っているためかなり希少だったようで、マニアの方が訪れることもあるようです。

もともとは2023年に取り壊す予定だったため、2024年1-2月の入試では利用したのはわずか3校(獨協医科大<前期>、国際医療福祉大、藤田医科大)にまで減少。特に目立つのが神奈川県内および城南エリアの大学(昭和・東邦)で、こぞって2020年春にオープンしたパシフィコ横浜ノースに移っています。

そして2024年3月にいよいよ閉館・建て替えの予定だったのですが、なんと4月に入って1年延期が発表。建築費高騰のためにより高収益化を目指し、建築計画を見直すため、だそうです。今年残った3校の医学部が来年度どうなるかはわかりませんが、移る可能性は高いと思います。

いずれにせよ、ここ2年で多くの試験会場がTOCから様々な場所に移ったため、会場が広範囲にちらばり、東京会場で受験する場合はホテルの場所をどうするかが難しくなりましたね。

なるべく負担の少ないような移動手段をサポートするのもMedi-UPの役割です。特に関東の鉄道は多くが混雑しますので。

試験要項が出て、受験校が概ね決まりつつある際には、ぜひ相談してもらえたら、と思います。 

Medi-UP 福武 誠