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医学部受験のプロのアドバイス「医学部入試は日本語の4技能が試されている!?」

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医学部受験のプロが、これまでの経験や知見をもとにアドバイス
今回は、N・Mさんからのメッセージです。

医学部入試における日本語の4技能とは?

タイトルに書いた4技能とは「聞く」「話す」「読む」「書く」技能のことです。しかし、ここで言いたい4技能とは英語のことではありません。みなさんが日頃使っている日本語です。普段、日常会話などで何気なく使っているため、何の根拠もなく大丈夫だと思っている日本語です。

実は医学部入試では日本語の4技能が試されているのです。では医学部入試における日本語の4技能とは、どのようなものなのでしょうか。

既にお気づきかもしれませんが、「読む」、「書く」技能は学科試験や小論文試験で、「聞く」、「話す」技能は面接試験で問われているのです。このように、医学部入試では日本語の4技能すべてが問われていると言っても過言ではありません。どれか一つが欠けていると、合格はおぼつきません。

あなたは日本語の4技能をしっかりと身につけていますか?

医学部に合格するために日夜励んでいる中で、日本語の4技能はどのように問われているのでしょうか。

読む力を例に挙げてみます。例えば、分からない問題があって講師に質問に行くとします。「講師にリード文の内容を説明してもらったら、あとは自力で問題を解くことができた」というような経験はありませんか。

このような場合、その科目の学力不足というよりも、日本語の文章を読む力に問題があるかもしれません。医学部入試では、特に理科においては設問の前に書かれているリード文が長い問題をしばしば見かけます。

長い問題文を見た途端、難しいと思い込んでしまうかもしれません。リード文の中に必要な情報と不必要な情報を織り交ぜることによって、問題を解く際に必要な情報を適切に抽出できているか、つまり読む力が試されていると考えてよいでしょう。

医学部入学後に膨大な量の医学的知識を学ぶことを考えると、自ずと納得できるのではないでしょうか。

日本語の4技能を向上させるためのコツ

では医学部入試における日本語の4技能を、どのように向上させたらよいのでしょうか。読む力を例に考えてみましょう。

普段の自学自習のなかでリード文が理解できない問題に遭遇したときは、リード文を漫然と読むのではなく、誰かに説明するつもりで、図や表などを書きながらリード文を読み直す習慣を身につけるようにしてはどうでしょうか。

また「新しく得た知識を誰かに説明することを意識しながら読む」ことや、「平易な熟語や慣用句などを使って言い換えて読んでみる」というのも効果的です。これらは話す力の養成にもつながります。学年を問わず、今日からでもできることですので是非実践してみてください。

ちなみにMedi-UPでは平日の朝に高卒生を対象に「基礎力演習」を実施しています。英語、数学、理科などの科目別問題に加えて、「キーワード作文」、「パーソナルビュー」という科目があります。

これらの科目は、読解に大きな影響を与える語彙力の養成と、与えられたテーマに対して自分の意見を論理的に過不足なくまとめる力の養成を目的としています。

受験期になると1年前と比べて格段に書く力がついていることを実感できます。語彙力や論理的構成力といったこれらの力は、筆記試験や小論文だけではなく、面接試験にも直結しますので大きな武器となります。

もっと具体的に、そして自分にフィットした対策を知りたい方は、是非一度Medi-UPまでお問合せください!