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大学入学共通テスト利用選抜を利用する私立医学部の合格ライン目安(2020年度の入試結果から)

今回は大学入学共通テスト利用選抜を利用する私立医学部の合格ライン目安についてです。ただし、今回お伝えする内容は、2020年度のセンター試験利用入試において2020年度入試結果を公表している大学を元にまとめたものになります。

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2020年度大学入試センター試験利用入試の合格最低ライン

2021年度大学入学共通テストの合格ラインはどうなるか

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2020年度大学入試センター試験利用入試の合格最低ライン

上の表は、2020年度大学入試センター色つきのマル数字は2020年度入試時点での科目数を表しています。
この表を見るときの注意点としては、公表する最低点の定義が大学によって、最低点が1次合格者なのか、最終合格者なのか、正規合格者なのかが異なっていることです。

国際は、「正規合格者」の「平均点」
大阪医科は、「1次合格者」、「正規合格者」、「最終合格者」のそれぞれの最低点が公表されていますが、ここでは「最終合格者」の「最低点」
愛知、藤田、帝京、東海、福岡は、「最終合格者」の「平均点」
関西医科、近畿、埼玉、昭和、は、「1次合格者」の最低点です。
東海、福岡の2大学は、2019年度入試結果の最低点で、2020年度は非公表となっております。

2021年度大学入学共通テストの合格ラインはどうなるか

2021年度はセンター試験から共通テストに変わる初年度でもあることやコロナウイルス感染症による学業の遅れに対応するため、共通テストの受験日程が複数用意されたり、試験科目を変更する大学があるなど、異例中の異例ともいえる様相を呈しています。

特に英語が長文一色のリーディングと配点比を大幅に引き上げ、今までの形式とは異なるリスニングの試験構成に変わることで2021年度の共通テスト利用選抜のボーダーラインがどうなるのかが注目されます。とはいえ、やるべきことはセンター試験と大きく変わることはないでしょう。多少のボーダーラインに変化があるかもしれませんが、大幅にボーダーが下がるとは考えにくく、これまで通り科目ごとの実力に応じた受験校戦略に合わせた対策を軸に進めていくことが必須といえそうです。