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2021年度近畿大学 入試変更点と地域枠入試

今回は近畿大学の2021年度入試変更点についてです。

大きな変更点としまして、3点あります。

 

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地域枠を学校推薦型選抜で募集

大阪府地域枠の出願資格が変更

学校推薦型選抜の英語で、他学部の同一の入試問題を使用

 

入試区分

2020年度(107名)

2021年度(107名)

学校推薦型選抜

一般公募・併願

25名

25名

地域枠・専願(新設)

 

12名

一般選抜

一般前期

一般枠

55名

55名

地域枠

12名

 

一般後期

 5名

 5名

大学入学共通

テスト利用選抜

共通テスト利用前期

 5名

 5名

共通テスト利用中期

 3名

 3名

共通テスト利用後期

 2名

 2名

(1)地域枠を学校推薦型選抜で募集

1点目は地域枠入試を推薦入試で募集することです。一般前期で募集していた、大阪府奈良県和歌山県静岡県の合わせて12名を各府県地域枠を学校推薦型選抜で募集します。この変更により、地域枠志願者は一般公募との併願が可能となります(追加の受験料は不要です)。

府県

募集

人員

出身地制限

卒後

義務年限

月額貸与額

(6年間総額)

大阪府

3名

(変更前)
大阪府内の高校出身者、または3年以上大阪府内に在住する、または父母が3年前以前から大阪府内に在住していること

(変更後)

なし(全国から出願可)

9年間

月額10万円

(720万円)

奈良県

2名

なし

9年間

月額20万円

(1,440万円)

和歌山県

2名

なし

9年間

月額20万円

(1,440万円)

静岡県

5名

なし

9年間

月額20万円

(1,440万円)

各府県の地域枠の募集人員は、大阪府3名、奈良県2名、和歌山県2名、静岡県5名です。地域枠の志願者はこの4つの府県のうち1つの府県のみ出願します。
地域枠志願者は一般公募との併願が可能となります(追加の受験料は不要です)。
一般公募を併願した地域枠志願者は、まず地域枠入試の合否判定を行い、地域枠に合格しなかった場合は、一般公募の選抜対象となります。地域枠入試で合格となった場合、入学辞退はできません。また、近畿大学の一般選抜や大学入学共通テスト利用選抜などの他の入試方式の受験資格を失います。

(2)大阪府地域枠の出願資格が変更

地域枠の出願資格についてですが、昨年は大阪府のみ大阪府内の高校出身者であるという出身地制限がついていましたが、令和3年度地域枠入試の大阪府枠では全国から出願可能です近畿大学が公表している令和3年度入学試験要項発行後に変更があったことを医学部学務課に確認済みです)。奈良県和歌山県静岡県については従来通り全国から出願可能です。また、年齢制限については、どの府県とも1浪まで出願可能です。また、出願時の調査書における評定平均の数値制限はありません
地域枠入試で近畿大学に入学した学生は自治体からの奨学金が月額で貸与されます。卒業後医師免許を取得した後、9年間の勤務義務年限を果たせば貸与された奨学金が全額免除されます。なお、自治体によって返済条件が異なりますので、詳しくは令和3年度入学試験要項で確認することが必要です。

(3)学校推薦型選抜の英語で、他学部の同一の入試問題を使用

2点目は、学校推薦型選抜の英語で、他学部の同一の入試問題を使用する点です。

さらに、学校推薦型選抜、一般選抜(前期・後期)では、設問文が日本文ではなく英文で書かれる形に変更されます。