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2023関西4私立医大合同入試説明会を行いました(関西医科大学)

 9/3(日)に関西の4つの私立大学医学部(大阪医科薬科大学関西医科大学近畿大学兵庫医科大学(五十音順))が一堂に会し、Medi-UP(メディアップ)上本町校にて合同入試説明会を行いました。多くの生徒・保護者にご参加いただき、各大学からの話に熱心に耳を傾けておられました。

 今回は関西医科大学入試センターの方にお越しいただき、大学概要・カリキュラム、学費、2024年度入試の概要について詳しくお話をお聞きすることができました。

関西医科大学大学の特色について

 関西医科大学は、1928年6月に大阪女子高等医学専門学校として開校した旧設医学部です。1954年に男女共学の関西医科大学に改称し、2013年4月に京阪枚方市駅すぐのところに枚方キャンパス医学部棟を開設しました。2018年4月看護学部を新設、2021年4月にはリハビリテーション学部を新設し、医学部・看護学部リハビリテーション学部の3学部を擁する医療系複合大学となりました。他学部との合同授業を行い、職種の垣根を超えた多職種連携チーム医療を実践しています。2022年3月には、「関医タワー棟」が竣工し、国際化推進センターの拠点として留学生の向けの宿舎として、また、関西医科大学附属病院の入院患者やご家族の宿泊施設としてスタートしました。

 2022年4月には、「第五のがん治療法」を目指す「光免疫療法」の研究拠点となる「光免疫医学研究所」を医学部棟4階に設立し、ニュースでも大きく取り上げられ、2023年度入学者から、6年間の学費総額を2,100万円に大きく引き下げ、私立医学部全体で3番目に安い大学となっています。

学校推薦型選抜(特別枠・地域枠※・一般枠・特色選抜)

 関西医科大学医学部の入試区分は全部で8つあり、そのうち特別枠、一般枠、特色選抜の3つ(地域枠の認可申請が下りれば4つ)は、学校推薦型選抜で年内に実施する、いわゆる年内入試です。

 選抜方法については、1次試験で実施する適性能力試験は、①文章読解 ②英語読解 ③数学解法 ④図形解法(理科系問題)から成る130分・合計70問のマークシートでの解答形式です。理科は物理・化学・生物の3科目が出題範囲ですが、履修していない科目であっても他の科目の問題内容からヒントを得て解答できるような出題構成を意図していることや当日の論理的思考の対応力を測りたいことから過去問を非公表にしている、ということです。2次試験では個人面接を実施しますが、特別枠や地域枠の受験者にはそれぞれの枠の入試の実施要件、地域枠はそれぞれの県の卒後要件の内容をきちんと説明できるようになることが大切です。

 特別枠の卒業後要件に、医師不足地域、または、関西医科大学医師不足診療科に初期臨床を含めた10年以上の勤務する10年以上勤務義務について、初期臨床研修先が本学附属病院ではない場合は10年に含まれないことが説明されました。
※2023.5.31現在、地域枠15名、研究医養成コース2名は、文部科学省認可申請

一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験、共通テスト利用選抜(前期・後期)

 続いて2024年度入試の一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験、共通テスト利用選抜(前期・後期)についてもお話をいただきました。

 一般選抜(前期・後期)は、1次試験で実施される英語・数学・理科2科目の学力試験で合計点の高い成績順に1次合格者を出します。2次試験(面接)は段階評価で、医師として不適格と認められた者を除いた形で、正規合格者を出します。2022年度1次試験での学力試験で1点でも多くの点数を出すことがポイントで正規合格ラインは年によって変動はありますが前期も後期も概ね65%前後とみていいでしょう。

 大学入学共通テストは、1次試験(大学入学共通テスト)→2次試験(面接)です。1次試験合格者最低点は2023年度入試では86%でしたので、約85%~約90%が合格ラインと考えるとよいでしょう。なお、大学入学共通テスト利用選抜(後期)の募集人員は一般選抜(後期)と合わせて5名と一見大変狭き門のように見えますが、2023年度入試の共通テスト利用選抜(後期)の1次試験合格者は32名でそのうち2次受験者は3名で、その3名全員が正規合格しました。

 関西医科大学の募集要項には全ての入試区分で、2回の面接を実施する場合がある、と明記されています。例えば極度の緊張等で思うように話せなかった受験生への救済措置として3人の面接官の判断で2回行うことありますが、2回の面接の有無によって有利・不利はないということです。受験者の年齢差別はありませんが、同じ質問でも受験生の年齢に見合った答え方を面接官は期待しているということです。

 関西医科大学の受験をお考えで詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。

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