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獨協医科大学医学部入試オンライン説明会2023を行いました

 11/1(水)に獨協医科大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンライン形式で入試説明会を行いました。

 今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。

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獨協医科大学の特色について

 獨協医科大学は、1973年に栃木県壬生町に開学した新設医学部です。キャンパスは、東北新幹線宇都宮駅から東武宇都宮線おもちゃのまち駅徒歩15分のところにあります。キャンパス内は東京ドーム7個分という広大な敷地に、医学部、看護学部と附属看護専門学校、大学病院が立地しています。また、敷地内には栃木県唯一のドクターヘリを配備しています。また、受験期に宿泊施設としても利用可能なホテルがあります。2023年4月には創立50周年を迎え、2025年7月には創立50周年事業の一環として総合教育研究棟が完成予定です。

 6年間の教育カリキュラムは、1年生前半に教養科目、1年生後半~2年生に基礎医学、3年生~4年生に臨床医学、5年生から1年間かけて病院実習を行いますが、栃木県の地域医療を担う特定機能病院として、1年生で地域医療学を学び、介護実技実習や救急蘇生術実習を行います。次年度から先進的な取り組みとして「プロフェッショナリズム教育」を6年一貫教育として行うことになっています。

 臨床実習先となる病院は、キャンパス内にある大学病院の他、埼玉県にある埼玉医療センター、日光市にある日光医療センターの3つがあり、総病床数は、国内最大規模2,322床といわれています。5年生の臨床実習先となる大学病院は、全国にある5,000を超える病院の中で全症例患者数が7位という非常に豊富な診療実績があります。埼玉医療センターは2週間、日光医療センターは2日間の実習を行います。

 獨協医科大学が他大学と異なる強みもお話しいただきました。

 それは、学年担任制です。一人暮らしの学生が多いということもあり、学生の勉強をはじめとする生活全般に関する相談に手厚く対応しています。1年生では8名の学生に対して担任がついています。基礎医学の教員だけではなく、大学病院に勤務する現場の教員の方々もサポートしています。この人数の多さは他大学にはない強みです。また、医学部学生支援相談窓口を設置していて、修学や進路その他日常抱える悩みや困りごとについての相談を学年担任・副担任・教員・保健センター・学⽣サポーターなどが対応しています。

 入学してから1度も留年せずに卒業するストレート卒業率は他大学と比べて高い位置にあり、留学者や休学者も少ない人数です。第117回(2023年)医師国家試験の新卒の合格率は95.2%でした。

求める学生像

 「患者及びその家族から、医療関係者をはじめ広く社会一般の人々から信頼される医師の育成」という医学部の教育理念をもとに、8つの求める学生像からなるアドミッションポリシーを定めています。入学試験はこの8つのアドミッションポリシーすべてに基づいて実施しています。こちらは大学案内にも記載されていますので、よく読んでおきましょう。8つのうち、3)医学への強い志を持って社会に貢献する意欲のある人、4)計画性を持って学習に臨み、自ら問題を解決する意欲のある人、5)社会の一員としての理性と常識を備え、広い視野を持ち適切かつ公正な判断ができる人、の3つが面接試験で評価されています。

2024年度入試変更点

 一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜で大きな変更点が3つあります。
① 一般選抜で後期を新規実施します。
② 埼玉県地域枠、茨城県地域枠、新潟県地域枠を一般選抜前期で新規実施します。地域枠に出願した場合は、一般選抜前期と併願となり、地域枠→一般選抜前期の順に合否判定されます。
③ 大学入学共通テスト利用選抜で国語(現代文のみ)を試験科目に追加し、2次試験を一般選抜・後期と同日に実施します。

一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜

 一般選抜・前期は去年と同様に2日間実施し、試験日自由選択制です。2日間受験した場合は、合計点が高い日の得点が採用されます。採点は素点ではなく偏差値換算となります。1次試験は英語・数学・理科2科目の学力試験です。

 大学入学共通テスト利用選抜は、1次試験が英語(リーディングとリスニング)・数学2科目・理科2科目選択に加え、新たに国語(現代文)が加わります。2次試験は一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜どちらも小論文60分、面接官3名の個人面接15分です。
 一般選抜(後期)と大学入学共通テスト利用選抜を併願している場合は、1回の試験の受験でそれぞれ合格判定されます。

 一般選抜も共通テスト利用選抜も2次合格発表時に、補欠順位のついた補欠通知書も出します。一般選抜と共通テスト利用選抜のそれぞれに出願し、どちらも補欠だった場合、それぞれの欠員状況により一般選抜と共通テスト利用選抜のそれぞれで繰上合格の連絡を行い、入学の意思確認を行いますので、連絡がとれるようにしておきましょう。

 説明会では、一般選抜(前期)、大学入学共通テスト利用選抜の1次合格ラインの目安や2次試験の小論文、個人面接の評価方法についても説明いただきました。

 獨協医科大学医学部の受験をお考えの方でより詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。