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7/17(土)に兵庫医科大学医学部入試説明会を行いました

兵庫医科大学医学部の入試ご担当者の方をお招きし、コロナウイルス感染症対策を講じながら、医学部入試説明会を行いました。

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兵庫医科大学は現在武庫川に医学部キャンパスがあり、2022年4月に兵庫医療大学と統合が予定されています。開学50年となる節目の年とも重なり、統合後は、医学部、薬学部、看護学部リハビリテーション学部の4学部となり、関西最大級の医療系総合大学が誕生することになっています。

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大学の特色では、多職種連携教育(IPE)を担う医療人の育成を強調されていました。単に医療現場の見学や座学だけにとどまらず、チーム医療を実践する基盤を着々と進めているということでした。例えば、基礎医学が1年生1月から解剖実習を開始されます。

次に2022年度医学部入試情報についてのご説明がありました。
まず求める学生像については、アドミッションポリシーにある「特に常に努力を怠らない強い向上心」を大変強く強調されていました。医学部入学までの受験勉強がピークではなく、入学後の医学部での勉強はもちろんのこと、医学部卒業後も医師として研鑽し、最新の医療情報を常にアップデートする人材に入学してほしいというお話でした。

入試変更点については、一般選抜B(高大接続型)の2次試験の課題型面接・個人面接の配点が30点から40点に、英語資格試験・調査書の配点が50点から40点になります。

募集人員については、現時点で一般選抜Aの一般枠約78名、兵庫県推薦枠3名ですが、現在それぞれ2名の増員申請中で認可が下りれば、一般枠80名、兵庫県推薦枠5名になる予定です。

兵庫県推薦入学制度は、一般選抜Aで受験し、兵庫県の選考試験を受験します。出願時に兵庫医科大学兵庫県への申請が必要で、この制度で入学すると6年間の学費相当額に加え、年額130万円×6年間の生活費の貸与を受けます。医学部卒業後、医師として初期臨床研修を含めて9年間、兵庫県が指定する僻地に勤務することにより、貸与を受けた奨学金の返済が免除されます。

推薦入試については、全国から出願可能な一般公募制と原則兵庫県内の1浪までの高校出身者が出願可能な地域指定制の2方式があります。地域指定制に出願すると、仮に地域指定制で不合格であっても、一般公募制で再度選考されます。どちらも専願ですが、地域指定制で入学しても卒業後の勤務義務はありません。ただし、通常の講義とは別に笹山医療センターで夏期休暇を利用した体験実習に参加します。

一般選抜は学科試験による一般Aと出願時に英語資格試験が必要な一般Bの2種類があります。一般Aと一般Bは併願可能です。一般Aと一般Bを併願した場合、一般Bの理科は1科目で判定するため、一般Aで受験した理科2科目のうち高得点科目が採用されます。また、一般Aの2次合格発表日と一般Bの1次試合格発表日が同じ日になっています。例えば、一般Aで不合格であっても、一般Bで合格する可能性や両方に合格する可能性もあります。

昨年度の入試結果について。まず合格得点率については、地域指定制が68.1%、一般公募制が67.2%で例年70%台で推移しています。出願時の評定平均値よりも当日の試験での成績が合格基準に影響するということです。
一般Aは61.7%、一般Bは61.2%でした。補欠者については、一般Aの番号有補欠は150名でしたが、今年度は番号有補欠者全員に繰り上げ合格の連絡が回らなかったということでした。公表されている合格者数は正規合格者と入学手続を行った合計数で、繰り上げ合格連絡時の辞退者数は含まれていません。

兵庫医科大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。