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予習のすすめ

 新年度が始まり早くも1月近くが経ちました。新たな気持ちで目標に向かって頑張っている時期だと思います。今回は課題の克服のために重要な、予習の仕方について書いてみます。

(物理担当 有森拓也 講師)

予習は現状を把握することにつながる

 勉強に限らず何かを改善しようとするときにまずしなければいけないことが現状把握です。何が問題なのかを具体的に把握できれば問題の大半は解決したようなものです。ただ、この現状把握がとても難しいわけです。特に自分のこととなると客観的に見ることができないですよね。
 そこで活用したいのが授業の予習という作業です。この作業には、自分の現状を把握するという目的があります。今の自分は何ができて何ができないのか、さらに分析するとできないのはなぜか、単に知識が不足しているのか、知識同士のつながりが見えていないのか、などを確認し「言語化」しましょう。つまり、予習ノートに解答だけを書くのではなく、この問題を解いた際に何がどうできなかったのかを目立つようにメモしておくのです。授業後にはこのメモを基に状態が改善されたのかをチェックしましょう。改善していない部分についても、具体的な方策が思いつくはずです。理解はできたが単純に練習が足りていないのであれば類題に当たる、内容的に理解が不十分なのであれば、質問事項を整理して質問する、など。
 復習が大切だというのは、いろいろな方から言われていると思いますし、結局は復習が大切なのですが、その前段階で復習の効率、効果が大幅に変わります。何事もひと手間かけることで大きな違いが生じます。日々の予習にひと手間をかけてみましょう。

Medi-UP講師
有森 拓也